ルバーブ栽培日記

ルバーブの休眠条件

ルバーブが休眠するための条件は少なくとも2つあると考えられます。

一つは、温度

もう一つが日照時間です。

気温が下がるとルバーブは休眠するものと思われていますが

休眠のための第一条件は、日照時間です。

 

昨年暮れから

赤いルバーブ4品種と

ヴィクトリア、グラスキンズ、シャンパーニュの従来品種3品種

計7品種をポットのまま室内管理してみました。

正確に言えば管理ではなく、放置に近いものでした(苦笑)

冬場、花鳥使は土日祝日のみ営業で平日はクロースです。

暇になると思われがちですが、クローズになる平日、マスターはお店以外の用事で夏場よりも忙しくしています。

なのでルバーブの管理ができず、3月になるまでほぼほぼ放任ということになりました。

 

放任状況は、

店舗内(花鳥使)に放置、

最低室温は2~3度といったところでしょう。

最高室温は平日で12度前後、営業日は20度以上になります。

週末、晴天で気温が高い日に限り、日中屋外に置きました。

それ以外は、室内管理なので半日陰状態です。

 

結果は、

従来品種3品種は

100パーセント12月中に休眠してしまいました。

 

赤いルバーブ4品種は半分ほどが休眠、

そして半分が休眠せずに活性化したまま越冬に成功しています。

ちなみに赤いルバーブ4品種は気温の条件がそろえば冬に休眠しない品種なのです。

 

休眠した従来品種3品種の内、3月7日現在で半分ほどが、休眠から開け萌芽し始めています。

休眠した赤いルバーブは今現在も休眠中です。こちらの休眠株は、本当に休眠中なのか、枯れてしまったのか判断しかねます。

 

現在休眠中の従来品種3品種と赤い品種4品種は、休眠を打破するために屋外管理(氷点下にさらすため)に切り替えました。

 

さて表題のルバーブの休眠条件についてですが、

実験の結果から

休眠のための第一条件は日照時間ということになります。

1度も氷点下を経験させていないにもかかわらず

従来品種3品種全てが休眠したことで実証されました。

 

次に本来休眠しないはずの赤いルバーブ4品種が半数ほど休眠した理由は

低温が原因だと考えられます。

室温が5度以上あれば赤いルバーブすべてが休眠しなかったと思われます。

 

ちなみに路地の圃場に定植しているルバーブは、従来品種、赤い品種すべてが例外なく休眠しました。

その内従来品種で1割が、赤いルバーブで2割程度が萌芽し始めています。